PRODUCT機械構造用角形鋼管 NTKMR

特徴

機械構造用角形鋼管は、その用途が多岐にわたって使用されています。
それぞれの用途に応じた精度、表面性状、機械的性質が要求されるため、それらの用途に応じ細分化され特別に 管理された鋼管を製造し、ご利用いただいています。

化学成分

種類 社内記号 化学成分(%)
C Si Mn P S
11種 NTKMR11A-XC 0.12以下 0.35以下 0.60以下 0.040以下 0.040以下
12種 NTKMR12A-XC 0.20以下 0.35以下 0.60以下 0.040以下 0.040以下
13種 NTKMR13A-XC 0.25以下 0.35以下 0.90以下 0.040以下 0.040以下
14種 NTKMR14A-XC 0.30以下 0.35以下 0.30~1.00 0.040以下 0.040以下

機械的性質

種類 社内記号 引張強さ(N/mm2) 降伏点又は耐力(N/mm2) 伸び(%)
11種 NTKMR11A-XC 290以上 20以上
12種 NTKMR12A-XC 340以上 175以上 18以上
13種 NTKMR13A-XC 370以上 215以上 15以上
14種 NTKMR14A-XC 410以上 245以上 13以上

注1) 記号中の〔X〕は材料記号を代表する記号です。

注2) 長辺38mm以下の角形鋼管については、表記の伸びは適用しません。ただし必要のある場合には協議により規定します。

注3) 引張試験片は管より切り取ったままの管状試験片とします。

寸法許容差

区分 辺の長さ許容差
1号 ±0.30mm
2号
50mm以下±0.25mm
50mm以上±0.5%
区分 厚さの許容差 長さの許容差
1号
3mm未満±0.30mm
下妻3,500mm以上
蒲郡4,000mm以上
+50mm、0
+30mm、0
3mm以上±10%
2号
1.5mm未満±0.15mm
1.5mm以上
2.5mm未満
±0.25mm
2.5mm以上±10%
区分 隣り合った平板
部分のなす角度
1号 ±1.5°

注1) 上表以外の許容差も対応可能です。ご相談ください。

注2)「 区分」は社内規格区分を表します。

注3) 辺の長さ許容差は角管の長辺について規定します。偏平角の場合の短辺でも、長辺の長さの許容差を適用します。

注4) 厚さの許容差は、平板部に適用します。

注5) 厚さ許容差の値は、溶接部に適用しません。

区分 辺の平板部分の凹凸許容差 区分 曲がりの許容差 角部の形状と寸法(S値)
1号
辺の長さ
50mm以下
0.25mm以下
1号 全長の0.3%以下 シャープコーナー
(角出し)
1t ±1.0mm
辺の長さ
50mm以上
辺の長さの
0.5%以下
2号 全長の0.1%以下 ラウンドコーナー
(Rつき)
2t ±1.0mm
図

注) 上表以外の許容差も対応可能です。ご相談ください。(S値: 40×40×2.3mmを区分として大径×板厚大は許容差が変わります)

製造可能範囲
[代表寸法(角出し)]

  • ー 製造可能範囲
辺の長さA×B(mm) 呼称厚さ(mm) 原管寸法
(mm)
0.8 0.9 1.0 1.2 1.6 2.0 2.3 3.0 3.2
16×16 22.2
19×19 25.4
21×21 28.6
22×10 22.2
25×12 25.4
25×25 34.0
30×20 31.8
30×30 38.1
31×31 38.1
32×14 31.8
32×32 42.7
34×24 38.1
38×38 50.8
40×20 38.1
40×25 42.7
40×40 50.8
50×26 50.8
50×30 50.8
60×30 60.5

[代表寸法(Rつき)]

  • ー 製造可能範囲
辺の長さA×B(mm) 呼称厚さ(mm) 原管寸法
(mm)
0.8 1.0 1.2 1.6 2.0 2.3 3.0 3.2
16×16 22.2
22×10 19.1
19×19 22.2
21×21 25.4
30×20 31.8
25×25 31.8
30×30 38.1
31×31 38.1
40×20 38.1
40×25 42.7
50×26 50.8
40×40 50.8
50×30 50.8
48×42 57.2
45×45 57.2
60×30 57.2

注1)上記以外の寸法も製造可能です。ご相談ください。

注2)長さについてはご相談ください。

注3)強度レベルや材種によっては製造可能範囲が異なりますのでご相談ください。

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