PRODUCTRPEロックボルト

特徴

従来の鋼管膨張ボルトは優れた効果を発揮するロックボルトですが、耐食性に乏しく、地山の長期安定性の確保には問題がありました。
“RPE(Rust Proofing Expansive)ロックボルト”は、これらの欠点を解消し、さらに新発想により施工性を向上させ、トータルで大幅なコストダウンを可能にした画期的な鋼管膨張ボルトです。

  1. プレストレスを維持する弾性体で、板厚減少を防ぐ高耐食めっきZAM®(亜鉛-アルミニウム-マグネシウム合金めっき:JIS G 3323相当)を使用。
    トンネルの長期耐久性に大きく貢献します。
  2. 注水側をショートスリーブとすることで、防水シートの破損および覆工コンクリートのひび割れ誘発を軽減することができます。
  3. 軽量でコンパクトな高水圧装置とシールヘッドを開発。
    複数(2〜5本)同時打設を可能としました。(単独打設も可能)
  4. 安全性が高い高性能なポンプにより、施工時間の短縮を図ることができます。

RPEロックボルトは、湧水の多い場所でDも確実に地山を拘束できるため、システムボルト・フォアボーリング・鏡の安定を目的とした鏡ボルト、盤ぶくれ対策・キーストーン・キーブロックの保持等に使用できます。

ボルトの比較

RPEロックボルト モルタル定着ボルト
ボルト効果の発現時期 打設後、直ちに モルタル硬化後(2〜3日後)
ボルトの地山締付け効果 三軸効果 一軸効果
防錆処理 ZAM®めっき
亜鉛めっきの約15倍の高耐食性
モルタル定着による防錆
ボルトの固定作業 新開発のセパレート型シールヘッドを使用するため、軽作業となる
  • クラウン部等上向き打設部では、定着作業は慎重な注意が必要
  • 湧水が多い箇所は、作業が困難
  • モルタル効果後、場合によってはナットの締め直しが必要
作業効率 約30秒/本、複数打設も可能※ 打設完了までに2〜3日
施工ひよう トータルコストダウンに大きく貢献します
施工管理 引抜き耐力試験 引抜き耐力試験

※製品長さ3,000mmを弊社高圧ポンプで施工した場合

製造可能範囲

12トン耐力用 18トン耐力用
呼称 RPE120 RPE180
異形管板厚(mm) 2.0 2.6
重量(kg/m) 2.6 3.3
鋼管の耐力(kN) 120以上 180以上
所要時間の一例(s)※ 30 30
加圧水圧(MPa) 24 24
寸  法(mm) 径(膨張時) 板厚 長さ 径(膨張時) 板厚 長さ
36.0
(54.0)
2.0 2,000
3,000
4,000
6,000
36.0
(54.0)
2.6 3,000
4,000
6,000

※製品長さ3,000mmを弊社高圧ポンプで施工した場合