PRODUCT一般構造用角形鋼管 STKR(JIS G3466)

種類と特徴

住宅やインフラ関連施設をはじめとした暮らしに密着した様々な用途にお使いいただける高品質な構造用角形鋼管です。

種類の記号 特 徴
NTKCR290 軽易な構造部材に用いられます。
低強度設計のため、土木建築の主要構造物には適用しません。
STKR400 各種構造部材としてもっとも用途が広く、「建築構造計算基準」に対応した鋼管です。
「一般構造用途」に使用される種類です。
STKR490 溶接性が良好な溶接構造用高張力鋼管です。
「建築構造計算基準」に対応した鋼管で、高強度を必要とする構造部材に使用されています。

化学成分

種類の記号 社内記号 化学成分(%)
C Si Mn P S
NTKCR290 0.050
以下
0.050
以下
STKR400 NTKCR400 0.25
以下
0.040
以下
0.040
以下
STKR490 NTKCR490 0.18
以下
0.55
以下
1.65
以下
0.035
以下
0.035
以下

機械的性質

種類の記号 社内記号 引張強さ
(N/mm2)
降伏点又は耐力
(N/mm2)
伸びの最小値
伸び(%)/厚さ(mm)
1.6 2.3 3.2 4.5 6.0
NTKCR290 290
以上
14 16 17 18 20
STKR400 NTKCR400 400
以上
245
以上
14 16 17 18 20
STKR490 NTKCR490 490
以上
325
以上
14 16 17 18 20

注1) 管の引張試験片は、JIS Z 2241に規定する5号試験片で溶接部を含まない部分から採取します。

寸法許容差

区分 辺の長さ許容差 区分 厚さの許容差 角部の形状と
寸法(S値)
区分 長さの許容差 区分 隣り合った平板
部分のなす角度
3号 100mm以下 ±1.50mm 1号 3mm未満 ±0.30mm ラウンドコーナー
3t以下
1号 0、+規定せず 1号 ±1.5°
100mm以上 ±1.5% 3mm以上 ±10%

区分 辺の長さ許容差 区分 厚さの許容差
1号 辺の長さ50mm以下       0.25mm以下 1号 全長の0.3%以下
2号 辺の長さ50mm超え100mm以下 0.50mm以下 2号 全長の0.1%以下
辺の長さ100mm超え        0.5%以下
図

注1) 上表以外の許容差も対応可能です。ご相談ください。

注2)「 区分」は社内規格区分を表します。

製造可能範囲

  • 製造可能範囲
辺の長さA×B(mm) 呼称厚さ(mm)
1.0 1.2 1.6 2.0 2.3 3.0 3.2 4.0 4.5 5.0 6.0
40x40
50x50
60x30
60x60
75x45
75x75
100x50
120x40
100x100
125x75
120x120
125x125
150x75
150x100

注1)上記以外の寸法も製造可能です。ご相談ください。

注2)長さについてはご相談ください。

注3)強度レベルや材種によっては製造可能範囲が異なりますのでご相談ください。